サイクルコラム

ロードバイクを水無し洗車でピカピカに!明日も無事故のために週1メンテナンス!

みなさんのロードバイク、洗車してあげてますか?

ある程度の距離を走ると、地面にある砂や小さなゴミなどを巻き上げてしまいます。
その結果、ロードバイク本体が砂埃を被ったように汚くなります。

本体の見た目だけが悪くなるのであればまだいいんです。

問題なのは、 巻き上げた砂埃などが駆動系を担うチェーンやスプロケット、プーリーに付着してしまう事 です。

チェーン周りには油がベットリ付いていて、砂などを巻き込むとガッチリとキャッチしてしまいます。

このまま放置すると、ペダリングした際の抵抗が増えたり、パーツの消耗が早くなるという弊害も・・・。
細かいサンドペーパーでヤスリがけしている様な状態と思うと分り易いと思います。

駆動各部を長く使うためにも定期的な洗車、可能であれば毎週末の洗車をお勧めします。
更に、洗車をするとピカピカになるので、ライドが楽しみになりますよ(^^)

水をバケツに入れて洗う人やホースを繋げて水をかける人、プロのように高圧洗浄機を使う人など、人によって洗車方法は千差万別ですよね。

特に、都内に住んでいる多くの方は、私の様にマンション住まいだと思います。
私の様なマンション住まいの方でも全然OKな、水を使わずに出来る洗車方法をご紹介したいと思います!

ちょっと写真の量が多いですが、ご了承ください(^ω^)

【2017/5/26 追記】
汚れず、傷にしみず、作業しやすいニトリルグローブについて、記事を書きました。
合わせてどうぞ:D

放置するとどうなるか?

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チェーンは油に細かい砂埃が絡まり、真っ黒になります。
小さなツブツブがよく見えますね。

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ディレイラーにも砂埃と、よく分からない草木の破片みたいなものが見えますw

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プーリーもジャリジャリ。音がしてきそうです。

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キャリパーブレーキにも砂塵が溜まってますね。

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スプロケもチェーンから移った汚れで真っ黒。そしてベットベトです。

これらの状態から、清掃していきます!

後輪を外して、チェーンキーパーをセット

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後輪を外すとチェーンが垂れてくるので、適度にテンションをキープするチェーンキーパーなどがあると便利。

チェーンキーパーを持っていない人はひっくり返したまま洗車がオススメ。
私も一時期はそうしていました。

ただし、ブレーキ部に油などが落ちる可能性があるので、注意が必要です。

ところで、この赤い紐って何に使うんでしょうね?w
いまいち分からず、ちゃんとした用途で使ってませんww

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そしてまた元の向きに戻して、メンテナンススタンドにパイルダー・オンします。

チェーンに着いた油を軽く落とす

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油を落とすための溶剤。こういった整備に使う類の商品はよく「ケミカル」と言われたりします。
今回のチェーン脱脂に使用するケミカルは「WAKOS チェーンクリーナー」です。

革靴もチェーンも作業の工程は同じです。

まずは古い油を落とし、そして磨く。
とにかく綺麗にし、再度注油するという流れ。

まずは脱脂(付着している油を落とす事)からスタートです!

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チェーンに吹き、ペダルを回す作業を繰り返し、チェーン一周分にケミカルを染み渡らせます。

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ちなみに、この写真の様にチェーンの一箇所だけ形状が異る箇所が存在します。
(105より上位機種だと、コネクティングピンが違うとかかもしれませんが・・。)

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遅乾性なので焦る必要はありません。
ゆっくり、ピンの中に有る細かなゴミを掻き出す様に、シャコシャコしていきます。

ブラシはチェーンクリーナーに付属したものを使用していますが、使いふるしの歯ブラシなどでも大丈夫です:)

残った油と取り除けない砂利などを取り除く

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人間の歯磨きではいくら磨いても、しっかりとゆすがないと完全に汚れは流れて行きません。
自転車も同じで、取り除けなかった小さなカスなどは、水に流してやる必要があります。

そのために、このアワアワケミカル「WAKOS フォーミングマルチクリーナー」を使用します!

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チェーンにブシューッと吹くと、泡が一瞬で真っ黒になります。
チェーンクリーナーで浮いた油が、泡によって押し出されるからですね!

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一瞬でこんなヤヴァイ色の液体が出てきますので、服装に注意しましょうね。
油汚れ、服に着いてしまうとかなり手強いです・・・。

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ディレイラーとプーリーもアワアワ!

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プーリーを回しながら、ウエスで挟むようにして汚れを取り除きます。

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こんな風にフロントディレイラーを固定しているねじ山に溜まった砂塵も

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一網打尽だ〜〜〜〜!!!!!!

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忘れやすいブレーキ。ここも綺麗にしておきます。
ブレーキシューに汚れが蓄積することで、制動に直接影響が出ますからね。。

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このフォーミングマルチクリーナーはノンシリコーンタイプなので、どこにでも使えるのが利点です。

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第一印象となる、クランク周りも一気にアワアワにします。
この辺りが綺麗だと「おっ、ちゃんとメンテナンスしてるなぁ」と思える気がします。

スプロケも綺麗に!

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カセットスプロケット。こんなギアが並々とあると非常にめんどくさそうですよね。
ところがどっこい!実はめちゃくちゃ簡単なんです!w

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他と同じく、アワアワにします。

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そしてウエスを噛ませて、気持ち押し付けながら左右に動かすだけです。
ホイールは一方方向にのみ回転し、もう一方には回転しないので、ウエスを左右に動かすと勝手に磨かれていく仕組みです。

気が向いたら、動画を撮るかもしれません(´-`)

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効果の程はこれくらい。
どうです?ピカピカでしょうw

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一枚ずつ磨いていくとこの通り!
新品のような輝きに戻りました。

もちろん、もっと汚れている時は、手っ取り早くスプロケを外して洗ってしまうのが早いです。
ただ、日常程度の汚れであれば、そこまでする必要はないかなぁという感想です。

潤滑油を注入!

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脱脂、清掃とくれば、あとは注油です。
カサカサになるお風呂あがりに、化粧水と乳液をなじませる様なものですねw

ここで使用するケミカルは「WAKOS チェーンルブ」です。

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チェーンルブを、チェーンの1コマ1コマに丁寧に注していきます。
一気にブワーーーっと掛けてもいいのですが、余分な油は乾いた後にゴミの収集を手伝ってしまいます。

最後の仕上げは丁寧に。
必要な分だけ、少量ずつ1コマ1コマ丁寧に注油していきます。

ここでも形状が異なるピンから1周と覚えておけばいいでしょう。

注油が終わったら、そこから最低15分は放置する必要があります。
私は、12時間以上置き、翌日拭き取る様にしています。

ちなみに、油を拭きとった後に触ってみて、「ハンドクリームを塗った感じ」くらいに残っているのが理想的なんだとか。

清掃後に見違える

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チェーン周りも黒ずみや砂塵がなくなり、とても綺麗になりました。
舐められそうですね(^ω^)ペロペロ

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傷はどうしようもないですが、汚れはほとんどありません。

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ブレーキ周りも、輝きを取り戻しました!
制動関連には特に気を使いたいですね:)

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真っ黒だったスプロケも、綺麗になりました。
取り外さなくても、簡単にここまで綺麗になるんです(^^)!

今回のメンテナンスで使用したもの

ドロドロになるのが嫌な人は、ビニール手袋(現場の人が使うようなタイプ)を使うと、手が綺麗なまま掃除できます。
私も最初はポリ手袋を使っていましたが、細かい調整とかをするときに邪魔なので、最近ではもっぱら素手ですがw

さいごに

洗車をする事で傷やヘコみ、歪みなどもある程度目視する事が可能です。
早めに異常に気付いて、事故発生のリスクを減らす事にもつながります。

命を預けている以上、しっかりとメンテナンスをしてあげて、異常に早く気付ける様にするといいと思います。

また、綺麗になると、自分のロードに対しての愛着がとても増大します。

納車して間もない方も、最近めっきり洗車していない方も、この機会に洗車してみては如何でしょうか(^^)


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とっくん
MERIDA SCULTURA700(2016)にMavic Ksyrium Proを積んで乗ってます。 遅いくせに、格好だけはプロ仕様(Rapha) 山と坂によくキレる。